辻牧場イヤリング厩舎の絆と成長物語
昨春に取材した浦河町の辻牧場。あの時生まれた小さき命は、約一年四カ月の歳月を経て体重四百六十キロの立派な若駒へと変貌を遂げていた。幼かった瞳には力強い輝きが宿り、見違えるほどの成長ぶりだ。離乳から調教部門へ移るまでの大切な期間を担う「イヤリング」部門。日々、一頭一頭と真摯に向き合い、深い信頼関係を紡ぎ出す東雄吾厩舎長の熱い情熱がそこにはある。過酷でありながらも愛おしい育成の舞台裏では、未来のスター候補生を送り出すべく、人と馬の心を通わせるドラマが今日も静かに刻まれている。


