装蹄師の世界に女性の風 中央初の女性開業装蹄師を目指す若手職人に密着

装蹄師の世界に女性の風 中央初の女性開業装蹄師を目指す若手職人に密着

栗東トレーニングセンターに隣接する松井装蹄所で、中央競馬初の「女性開業装蹄師」を目指す女性職人が話題を呼んでいる。彼女は現在、名馬ゴールドシップやメイケイエールの装蹄を手掛けた名匠・松井正和氏のもとで修業中。金属製の蹄鉄を打ち付ける作業は力仕事であり、長年男性中心とされてきた業界だが、彼女は日々その壁を乗り越えるべく奮闘している。「装蹄は馬のコンディションを左右する繊細な技術であり、力だけではなく観察力や感覚が求められる」と語る彼女は、繊細さと忍耐力を武器に、一人前の職人として日々現場で汗を流している。JRA関係者からも期待の声が高く、将来の競馬界に新しい風を吹き込む存在として注目されている。