若駒の登竜門、地元馬が重賞制覇へ挑む
地方競馬の若手ダート重賞、兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ・園田ダート1400 m・サラ系2歳)にて、地元所属馬がタイトル獲得を狙っています。紹介された馬は、エイシンイワハシル。門別競馬場から園田に移籍し、兵庫地区で2戦2勝という結果を残しており、地方勢悲願のタイトル奪還に“本気モード”で臨む構えです。
このレースは、若駒がダート路線で頭角をあらわすための重要なステップ。過去の傾向からも、ダートで複数勝利を収めていた馬、芝でも賞金加算実績がある馬、そして小回り・コーナーのある園田コースで器用に立ち回れる「逃げ・先行型」が強いというデータがあります。
エイシンイワハシルについて、関係者は「立ち回りに幅がある」「地元の利を生かせる舞台」「2戦2勝しており、今の勢いは侮れない」と評価。対抗馬には、芝→ダート転向を果たしたJRA所属のトウカイマシェリや道営からの転戦馬などが挙げられており、「地方馬VS中央馬」の図式もレースの魅力のひとつとされています。
この日の馬場は雨予報も出ており、ダートコースへの影響が勝負の鍵を握ると見られています。特に園田ダ1400 mは小回りかつ直線も短めのため、雨による馬場悪化=脚抜きが悪くなる状況では「先行して早めに抜け出す」タイプが有利とされ、展開・脚質の駆け引きが非常に興味深いといえます。
若きダートホースたちの晴れ舞台。この地元馬がタイトルを掴めば、関西・地方ダート勢への新たな期待が大きく膨らむ一戦となるでしょう。

