梅雨明け発表の歴史と気象庁のこだわり

気象庁は7月20日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日、昨年より22日遅い夏本番の到来だ。そもそも「梅雨明けした」と断定せず「みられる」と表現するようになったのはなぜか。背景には1993年の記録的な冷夏がある。度重なる試行錯誤の末、1997年から現在の「〇月〇日ごろに梅雨明けしたとみられる」という慎重な表現へ改められた。自然の気まぐれに正確に寄り添うため、長年の工夫が隠されているのだ。