来週末の香港国際競走の前哨戦で ‘ロマンチックウォリアー 対 ‘ヴォイッジバブル激突へ

長期の中東遠征から帰国後、脚部の故障により休養していたロマンチックウォリアー(セン7、父アクラメーション)と、昨シーズンにGⅠ・4勝を挙げたヴォイッジバブル(セン7、父ディープフィールド)が、来る23日(日)のG2「香港ジョッキークラブカップ」(芝2000m・シャティン)で再び激突する。 

この対決は両馬の3度目の直接対決となる。昨年のG1「香港ゴールドカップ」(芝2000m)ではロマンチックウォリアーが首差でヴォイッジバブルを退け、また同年のG1「安田記念」(芝1600m)でもロマンチックウォリアーがナミュールらを抑えて優勝し、ヴォイッジバブルは15着に終わっている。 

今回、久々の実戦となるロマンチックウォリアーは「勝負勘を取り戻すためにもこの1戦を重要視している」と関係者。対してヴォイッジバブルは「昨シーズンの実績馬として安定した走りを見せてきたが、ロマンチックウォリアーにはこれまで分が悪かった」という声も。

注目点としては、

  • それぞれの休養・復帰過程:ロマンチックウォリアーが脚部故障からのリカバリー、

  • ヴォイッジバブルは継続的な実戦出走による安定感、

  • 両馬の適性:芝2000mでの実績と相性、

  • 戦法の違い:ロマンチックウォリアーの差し脚 vs ヴォイッジバブルの先行・粘り。

 

このような背景から、「前哨戦での直接対決」という構図だけでもファンの注目は非常に高い。日本馬・第3世代とも対抗関係にあるこのプールの中で、どちらが優勢となるかが海外G1戦線を見据えた意味でも示唆的だ。

今後の展開として、次走G1の可能性、馬体・脚元の状態変化、騎手・厩舎のコメントのアップデートに注目したい。