北海道地方競馬、2025年度シーズンが終了 売上&入場者数で過去最高更新

ホッカイドウ競馬は11月13日、2025年度(令和7年度)の全日程を終了しました。これに伴い、売上(馬券発売金額)および入場者数でいずれも過去最高を記録したことが発表されました。 

具体的には、全16開催/84日(当初計画85日だったものの7月30日の津波警報発令による中止を受け)で、馬券の総発売金額が 約573億1,491万5,640円 に達しました。これは前年(約543億6,567万4,750円)を大きく上回る数値です。 

また、開催地である 門別競馬場 のシーズン入場者も 6万1,614人 を記録し、1997年開場以降の最多記録を更新しました(これまでの最高は2019年度の5万9,545人)。 

さらに、関係者の成績でも記録更新の報告があり、調教師リーディングでは 田中淳司 調教師が163勝を挙げ、自己が保持していたシーズン最多勝記録(144勝)を塗り替えました。 

このように、地方競馬の中でもホッカイドウ競馬が“底堅さ+成長”を示した1年となったと言えます。背景には、ファン動員・場外発売強化・イベント活用などがあった可能性がありますが、特に「入場者数が開場以来最多」という点には注目すべきです。

今後、中央競馬を含めた各地区の地方競馬の売上・動員動向がどう推移するか、地方競馬界全体の好サイクルに繋がるかどうかが関心点となります。