ヴィクトリアマイルは“三冠級牝馬対決”へ エンブロイダリー、チェルヴィニア、カムニャック集結
今週末に行われるヴィクトリアマイルへ向けて、春の牝馬マイル路線が一気に熱を帯びている。
今年はエンブロイダリー、チェルヴィニア、カムニャックと、世代を代表するGⅠ馬が集結する豪華メンバー構成となり、“女王決定戦”にふさわしい空気が高まっている。
中心視されているのは二冠牝馬エンブロイダリー。昨年の香港遠征では結果を残せなかったものの、今年初戦の阪神牝馬ステークスでは強気の逃げ切り勝ちを披露し、国内では依然として高い能力を維持していることを証明した。東京マイルにも実績があり、コース替わりは歓迎材料と見られている。
一方、一昨年の二冠牝馬チェルヴィニアも状態を上げてきている。1週前追い切りでは美浦Wコースで6ハロン77秒台という好時計を記録し、陣営からも「良い方向へ来ている」というコメントが出た。長く脚を使えるタイプだけに、東京コース替わりでの反撃を期待する声も強い。
さらに、昨年オークス馬カムニャックも参戦予定。阪神牝馬Sではエンブロイダリーに惜敗したものの、折り合い面の成長が評価されており、マイル戦への対応力にも注目が集まっている。
ヴィクトリアマイルは毎年、実績馬同士の比較だけでは決まらないGⅠとして知られる。
東京芝1600mは瞬発力だけでなく、折り合い・位置取り・直線での加速タイミングが重要になるコース。さらに牝馬限定戦特有の展開不確定要素も大きく、“最も強い馬”より“最も噛み合った馬”が勝つレースになりやすい。
今年もまた、能力比較だけでは説明できない決着になる可能性を強く残している。

