ヤマニンチェルキ、天保山Sで古馬と初対決へ——阪神での3戦目に注目集まる

6月21日に阪神競馬場で行われるダート1400メートルの天保山ステークスに、3歳馬ヤマニンチェルキ(中村直也厩舎)が出走する。ヤマニンチェルキは前走の兵庫チャンピオンシップで重賞初挑戦を果たしたが、小回りコースが合わず4着に敗れた。しかし、今回は2戦2勝と好相性の阪神コースに戻ることから、陣営の期待も高まっている。

レース前日の調整では、ポリトラックコースを軽快な脚さばきで1周し、仕上がりの良さをアピール。中村調教師は「順調です。状態は変わりません」と手応え十分だ。今回が古馬との初対決となるが、唯一の3歳馬として53キロという最軽量の斤量も大きな強み。指揮官は「阪神は地方より競馬しやすいと思う。古馬のダートは強い馬が多いが、斤量の恩恵もあるので頑張ってほしい」と語り、試金石の一戦に臨む意気込みを見せた。