競馬界の功労者、D・ウェイン・ルーカス氏が89歳で逝去

【競馬界の功労者、D・ウェイン・ルーカス氏が89歳で逝去】
6月28日、アメリカ競馬界のレジェンド的存在であったホール・オブ・フェーム調教師、D.ウェイン・ルーカス氏が故郷ルイビル自宅で安らかに逝去、享年89。
70年代後半から頭角を現し、クォーターホースからサラブレッドへと異ジャンルを切り拓いた。通算300万ドル超の賞金、三冠戦15勝、ブリーダーズカップ20勝という記録を残し、トッド・プレッチャー氏など、後進の名調教師も数多く育成。
晩年も現役で挑戦を続け、「88歳でプレイクネスステークス制覇」という伝説を打ち立てていた。華やかな服装や独特の作戦眼でも知られ、競馬の商業化を象徴する人物でもあった。
その死は、業界全体に大きな衝撃を与えている。