第42回フェアリーステークス(G3)— ブラックチャリスが劇的な重賞初制覇
1月11日(日)中山競馬場で行われたG3「第42回フェアリーステークス」(芝1600m・3歳牝馬)で、5番人気のブラックチャリスが見事に重賞初勝利を収めた。
この年始の牝馬重賞は、春のクラシック戦線に向けた注目の一戦としてファンの関心が集まったが、主役は伏兵の一角だった。ブラックチャリスは道中好位につけてゆったりとしたリズムでレースを進め、直線に入ると巧みな立ち回りで先に抜け出していたビッグカレンルーフをゴール寸前で交わす劇的な差し切りを決めた。勝ちタイムは1分33秒6。
2着には人気薄のビッグカレンルーフ、3着にはレオアジャイルが入り、人気上位の馬たちが伸びを欠く中、ブラックチャリスの勝利はまさにインパクトのあるものとなった。1番人気に支持されたピエドゥラパンは10着、2番人気ギリーズボールは13着と、波乱含みの結果となった。
騎乗した津村明秀騎手は、「スタートから良い位置が取れたこと、折り合いがついたことが勝因」と語り、昨年末の中山金杯に続く重賞2週連続制覇に笑顔を見せた。また、武幸四郎調教師も「1600mは距離ギリギリの面があったが、今後の路線や馬場条件次第でさらなる成長が期待できる」と冷静ながら好感触を示している。
この勝利によりブラックチャリスはPOGでの注目度が一段と高まり、桜花賞への道筋を大きく開いた格好だ。オッズや展開を見極める鍵として、先行力と終いの切れ味バランスが今後の評価ポイントとなるだろう。

