23年皐月賞馬ソールオリエンスが電撃引退、父キタサンブラックの後継として種牡馬入り

2023年の皐月賞で見せた豪快な大外一気でファンを魅了したソールオリエンスが、現役を引退し、種牡馬として第二の馬生を歩むことが発表されました。

古馬になってからも重賞戦線で安定した走りを見せていましたが、今回の決断の背景には「血統的な需要の高まり」が大きく影響しています。父キタサンブラック、そしてその最高傑作であるイクイノックスの種付け料が世界的に高騰する中、生産界からは「同系統で、かつクラシックの実績を持つ安価で優秀な種牡馬」が強く求められていました。

関係者によると、「来年の現役続行も考えたが、彼には父の後継として優秀な産駒を送り出すという重要な仕事が待っている」とのこと。今後は北海道のスタリオンステーションで繋養される予定で、早ければ再来年にも産駒がデビューすることになります。あの衝撃的な末脚を受け継ぐ子供たちがターフを走る日を、ファンは楽しみに待つことになりそうです。