フランスの刺客カランダガンが衝撃の世界レコードV! 20年ぶりに「日本馬の壁」崩壊、バルザローナ騎手は凱旋門賞との同年制覇
30日、東京競馬場で行われた秋の最強馬決定戦・ジャパンカップ(G1)は、まさに歴史的転換点となる一戦でした。優勝したのはフランスから参戦したカランダガン。鞍上のM.バルザローナ騎手に導かれ、驚異的な世界レコードタイムでゴール板を駆け抜けました。
外国馬によるジャパンカップ制覇は、2005年のアルカセット以来、実に20年ぶりの快挙です。長年、日本の高速馬場は外国馬にとって高い壁とされてきましたが、その定説を真っ向から覆す圧倒的なパフォーマンスに、詰めかけたファンからはどよめきと歓声が入り混じりました。 バルザローナ騎手にとっても、これは自身のキャリアを飾る特大の勲章となります。凱旋門賞とジャパンカップを同一年に制覇するという偉業を成し遂げ、名実ともに「世界最強」の座を証明してみせました。
レースは直線の長い東京コースを舞台に、極限のスピード勝負が繰り広げられました。ゴール前、日本馬の期待を背負った3歳馬マスカレードボールが猛然と追いすがりましたが、カランダガンはアタマ差だけ封じ込めて勝利。 管理陣営や海外メディアもこの勝利を「歴史的」と大々的に報じており、約500万ポンド(約9億5000万円)という巨額の賞金獲得とともに、その名は長く競馬史に刻まれることになりそうです。

