岩部純二騎手がアルコール検査で基準値超え 急きょ乗り替わりへ

23日、東京競馬場で騎乗予定だった岩部純二騎手が、当日のアルコール検査で複数回にわたり基準値を上回る数値が検出されたため、全レースで乗り替わりとなる事態が発生した。

この検査は毎開催の中でランダムに実施されるもので、今回は事前告知なしの抜き打ち方式だったという。

関係者によれば、検査結果を受け取った後すぐに該当レースのオーナー・厩舎へ状況が共有され、主催者側も「安全確保を最優先とする判断」として、すべての騎乗を取り消した。

岩部騎手はデビュー以来長年にわたり堅実な騎乗を続けてきたベテラン。

そのため今回の件についてはファンや関係者から驚きの声が広がっており、

「こうした問題は競走馬の安全だけでなく、レース全体の公平性にも影響を及ぼす」

と指摘する声も出ている。

また、アルコール基準値超過はJRAが厳格に扱う項目であり、

「身体コンディション管理は騎手の最重要責務」

という従来の方針が改めて示された格好だ。

急な乗り替わりとなった馬にとっても、これがレース結果に影響する可能性は少なくなく、ファンの馬券戦略にも直結するセンシティブなニュースとなった。

今後の処分や経緯説明にも注目が集まる。